JSR北海道:炭山裕矢が総合優勝。プロダクション部門は青山、2WD部門は猪股が勝利

2018/09/18


日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第4戦「RALLY HOKKAIDO」が、9月14日(金曜日)〜16日(日曜日)の日程で行われ、シュコダ・ファビアR5をドライブする炭山裕矢/保井隆宏が、2位の青山康/竹下紀子(スバルWRX STI)に11分11秒1差で勝利を飾った。

2位に5分以上の差をつけてラリーをリードする炭山だったが、インタークーラーにトラブルが発生。パワーダウンの症状を抱えながらも、前日までのマージンを活かして、トップをキープ。昼間のサービスでマシンを修復し、午後にはスピードも回復。2位との差を11分以上にまで拡大し、総合優勝を飾った。

既にAPRCコ・ドライバーズ選手権タイトルを決めている保井に続き、今回の勝利で炭山もAPRCのドライバーズ選手権制覇が確定した。「ありがとうございます。完走第一だったので抑えるところは抑えて、リズム良く走れました。FIA選手権のタイトルを獲れたのは、運が良かったこともありますが、しっかり完走できたことが大きいと思います。初めてのニュージーランドなど、上手く行かないこともありましたが、その中でもしっかりまとめることができましたから」と、フィニッシュ後に喜びを語った。

2位の青山康/竹下紀子(スバルWRX STI)は安定した走りで完走し、出走1台となったプロダクション部門優勝を獲得した。「やっぱり難しいラリーでした。あれよあれよと周りが脱落するなかで、自分もペースを上げようとすると、何かが壊れてしまう。結局、最後の最後まで我慢したのが、今回のラリーでした。チームの皆さんや信頼できるクルマのおかげで、フィニッシュまでマシンを運ぶことができました」と、安堵の表情を浮かべた。

また、総合3位でフィニッシュした猪股寿洋/尼子祥一(トヨタ86)が、2輪駆動勢トップでラリーを終えている。

2018年日本スーパーラリーシリーズ第4戦 RALLY HOKKAIDO 最終結果
1. 炭山裕矢/保井隆宏 シュコダ・ファビアR5 2:18:31.7
2. 青山 康/竹下紀子 スバルWRX STI +11:11.1
3. 猪股寿洋/尼子祥一 トヨタ86 +20:26.2

協力:RALLYPLUS.NET